育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
水やり
用土(鉢植え)
植えつけ、 植え替え
バラの花がら摘み
野生種や一季咲きのオールド・ローズは花がら摘みはしません。秋に花がらのところにできる可愛らしい実(ローズヒップ)を楽しみましょう。
バラの剪定の適期
冬剪定
12月下旬から2月に、春にたくさんの花を咲かせるために行います。全てのバラに必須の作業です。
夏剪定
8月下旬から9月初旬に、四季咲き性のブッシュ(木立ち性)樹形の品種のみ剪定します。
どこをどのように切るのかは、品種や株の状態によって最適な切り方があるため、そのバラに応じた切り方をしてあげましょう。
病気&害虫対策
バラがよくかかる病気は「うどんこ病」と「黒星病(黒点病)」です。品種によって、病気に強い品種と弱い品種があり、図鑑やカタログなどにも「耐病性」についての記載があります。強い品種を選べば、薬剤散布などの対策をせずとも育てられます。より気楽にバラを育てることができるので、初心者の方は「耐病性が強い」ことを、バラを選ぶ際の選択肢にするとよいでしょう。近年は病気への耐性がある品種が多く生まれています。
バラに発生する害虫は数多くいますが、よく見かける害虫には、葉や枝について樹液を吸うアブラムシやバラゾウムシ、葉を食べるチュウレンジハバチ、土中に潜んで根を食害するコガネムシ、そして幹を食い荒らすテッポウムシ(ゴマダラカミキリの幼虫)などがいます。特に根や幹を食害する害虫は被害が大きくなりやすく、最悪の場合枯れてしまうこともあるので、バラの様子をチェックして、早期発見・対処に努めましょう。
種類(原種、園芸品種)
本図鑑では、バラの系統から大まかに「オールド・ローズ」、「イングリッシュ・ローズ」、「クライミング・ローズ」、「ハイブリッド・ティー」、「シュラブ・ローズ」、「フロリバンダ」、「ミニチュア・ローズ」の7タイプに分けて解説しています。
それぞれの解説については「バラの用語集」でご確認ください。
本図鑑で取り扱っている品種の一覧はこちらからご覧になれます。