バラの選び方

バラの選び方

「バラを育てるのは難しいのでは?」と思っている方へ、初心者の方向けの管理のポイントや品種の選び方をご紹介します。

四季咲き性を選ぶ

一般的にバラの開花は5~6月ですが、「一季咲き」のものと「四季咲き」「返り咲き」に大きく分かれます。秋まで長く楽しみたいなら、四季咲きや返り咲きする品種を選びましょう。通常の草花の四季咲きというと春と秋の2回が多いですが、バラは条件が合えば夏も繰り返し咲き続けてくれます。どちらかといえば四季咲きの方が、返り咲きよりも花の数が多いようです。

バラの図鑑:四季咲き系統のローズ

庭に植えるなら中輪・小輪の房咲きもおすすめ

バラは花の大きさによって大きく分けて「大輪」・「中輪」・「小輪」と分かれます。花ひとつだけを見ると、もっとも豪華なのは大輪バラですが、庭で他の植物とも合わせたいなら、中輪や小輪で房咲きのものもおすすめ。一枝にたくさんの花がつき、お庭を埋めてくれますので、背景としてもお使いいただけます。また大輪ほど花にエネルギーが要らないので、次々咲いて開花期が長いのもポイントです。

花が長持ちする

バラによってすぐ散ってしまうものと長持ちするものがあります。特に長持ちする花では色変わりするものもあり、咲き始めと咲き終わりで2色の花が楽しめるような品種もあります。比較的育てやすいつるバラなどは次々と開花するため、咲き始めと咲き終わりの花を並べて鑑賞することができます。

バラの図鑑:つるバラ系統のローズ

好みの香り

バラといえば香りの良さでも優秀な品種ですが、強い香りのものもあれば微弱なものもありますし、フルーツ香・ダマスク香・ティー香と香りの系統も色々です。帰宅が遅いという方は、色を楽しむかわりに香りのよいものを選んでもよいかも知れません。

木の形

バラの形は「木立性(ブッシュ)」「つる性(クライミング・ローズ)」「半つる性(シュラブ・ローズ)」の3種類が基本です。コンパクトに育てたいなら樹高が小さめの木立性、アーチやフェンスに絡ませたいならつる性のバラを選びましょう。中でも「半つる性」とは、短く剪定すれば自立し、長くすればフェンスなどに絡ませられるいいとこ取りの品種です。その他、直立性・横張り性など伸び方にも特長があるので、植えられたお庭の写真などを見ながら探すとイメージし易くなります。

苗選び

バラの形は「木立性(ブッシュ)」「つる性(クライミング・ローズ)」「半つる性(シュラブ・ローズ)」の3種類が基本です。コンパクトに育てたいなら樹高が小さめの木立性、アーチやフェンスに絡ませたいならつる性のバラを選びましょう。中でも「半つる性」とは、短く剪定すれば自立し、長くすればフェンスなどに絡ませられるいいとこ取りの品種です。その他、直立性・横張り性など伸び方にも特長があるので、植えられたお庭の写真などを見ながら探すとイメージし易くなります。

苗選び

バラは接ぎ木や挿し木で増やされますが、よく出回るのが「新苗」か「大苗」です。初心者の方なら、10か月以上プロの農家さんが育てた「大苗」がおすすめです。丈夫に育てられているので、植え替えても勢いがあります。春頃出回る「新苗」はその前年に作られ、冬を越したばかりの苗。価格は安いのですが、まだまだ苗木の状態です。その分種類が多く手に入れやすいので、欲しい品種がある方や上級者の方にもおすすめです。

好みの色

バラの花色は品種によって様々で「赤」、「白」、「ピンク」、「黄」、「オレンジ」、「青」、「紫」、「緑」、「茶」、「黒」など様々で、最近は一輪の花に複数の色を持つ「複色」・「複輪」のものもあります。素直にご自身のお好きな好みの色で選んでもよいかも知れません。

バラの図鑑:赤系統のローズ

バラの図鑑:白系統のローズ

バラの図鑑:黄系統のローズ

バラの図鑑:ピンク系統のローズ

バラの図鑑:青・紫系統のローズ

バラの図鑑:縞模様・複輪系統のローズ

バラの図鑑:茶系統のローズ

受賞歴のあるバラ

各国のコンクールで受賞されたバラは、香りや美しさが秀でているものばかりです。世界ばら会連合「栄誉の殿堂入り」、オールアメリカローズセレクション(AARS)、バガテルバラ新品種国際コンクールなど、国際コンクールは多数あります。特にADR賞は、ドイツのコンクールで、耐病性、耐寒性に優れた品種が受賞しています。品種選びに迷ったら、こちらから選んでみてください。

バラの図鑑:受賞歴のあるローズ

有名人・著名人の名前を冠したバラ

世界の王侯貴族や芸能人など有名人・著名人に捧げられ、それらの名前をつけられたバラもあります。著名人の姿に思いを馳せながら、お気に入りのバラを見つけられてはいかがでしょうか。

バラの図鑑:有名人・著名人の名前のついたバラ

バラの品種はたくさんあって悩んでしまいますが、育てやすい・管理しやすい・楽しめるためのポイントを考えれば、品種はだいぶん絞られてきます。その中で好みの色や花の形のものを選ぶと、うまく付き合っていけると思います。

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